松本コロタイプ光芸社

マツコロ2012アルバム夏期ゼミナール開催

　去る８月２３日、恒例の「マツコロアルバム夏期ゼミナール2012」がＫＫＲホテル熊本で開催され、熊本県内外から約150名のお客様が参加されました。

挨拶をする松本社長

後方スペースに展示された受賞作品

熊本県内外より約150名の方が
ご参加されました

　まずはじめに写真家の玉内公一氏が「今こそ極める！スキルを最大限に活かすためのプロテクニック」をテーマに講演。午前中はデジタルフォトの第一歩として、デジタルカメラの動向や手になじむカスタムファンクション設定のほか、JPEGとRAWデータの違いなど基礎的な内容を話されました。
　午後からの講演では午後4時過ぎまで約3時間、仮設スタジオでの撮影を交えながら、持ち運びのしやすい便利な機材の紹介やカラーマッチング、取り込んだ写真の処理まで幅広い内容となりました。

　銀塩の時代と違ってデジタル写真には基準がないのでグレーカードを使って基準を作ること、また、やりとりをする印刷会社とはお互いのルールを決めることによってより近い色が表現されるということなど、カラーマッチングの重要性について説明をされました。画像処理については最終手段としながらも、画面を写しながら具体的な操作説明をされました。
　参加者からも「表現しにくい赤をよりイメージに近い色にするための画像処理はどのようにしたら良いか」など、いくつかの質問があり、会場が熱気に包まれました。

仮設スタジオで撮影からデジタル処理
まで幅広い講演をされた玉内氏

　後半に行われたマツコロスクールアルバムコンテストの講評では、学校アルバムディレクターの藤坂美彦氏が今年の受賞作品の講評を行ったあと、プロジェクターにアルバムを写しながら参加者の質問に回答されました。

講師の話に熱心に耳を傾ける参加者

スクールアルバムコンテストの
講評をされる藤坂氏

　「レイアウトの変更は毎年した方が良いのか、しないほうが良いのか」については「基本的にはエンドユーザーが毎年変わるので変更の必要性はあまり感じないが、レイアウトを分割方式で行うと比較的簡単に変化をつけることができる」といった回答や、「合唱コンクールでの撮影方法のマンネリ化を防ぐには？」といった質問には「練習風景や控え室、楽譜の写真などをイメージカットで使う、また１つ大きな写真を配置してメリハリのあるレイアウトにすると良い」といった具体的な回答がされました。

マツコロスクールアルバムコンテスト
「大賞」のコーナー

写真館様向けの
デジタルデザインアルバムコーナー

　続いて「マツコロセレクト部門・輝き賞」の表彰と、「スクールアルバムコンテスト」の表彰が行われ閉会となりましたが、新商品の写真館様向けデジタルデザインアルバムコーナーには、終了後も多くの人が集まり、関心の高さが伺えました。

レセプションにも多数の参加があり
良き交流の場となりました

　その後行われたレセプションでは引き続き多くのお客様が参加されて講師の先生に熱心に質問する姿が見受けられるなど、今年も盛況裡にマツコロアルバム夏期ゼミナールを閉会することができました。

< 講師　玉内公一氏のプロフィール >

1950年東京生まれ。ドイテクニカルフォト、コメットストロボを経て2000年独立。
撮影、ライティング、デジタル処理について技術指導、講習を行っている。
写真館分野：1985年～1995年、来日した米国著名写真家のセミナーやブルックス写真大学日本セミナーのライティングアシスタントを務める。現在、写真館分野では（社）写真文化協会誌「写真文化」で「デジタルフォト講座」連載中。日本写真文化協会夏期大学や、日本写真館協会プロフォトゼミの講師を務める。
コマーシャル分野では玄光社月刊コマーシャルフォトに連載していた「玉ちゃんのライティング話」を出版。科学写真分野では、奈良文化財研究所で埋蔵文化財写真講習を行っている。

各年のセミナー

・2019年開催のセミナーの様子・2018年開催のセミナーの様子

・2017年開催のセミナーの様子・2016年開催のセミナーの様子

・2015年開催特別セミナー様子・2015年開催のセミナーの様子

・2014年開催のセミナーの様子・2013年開催のセミナーの様子

・2012年開催のセミナーの様子・2011年開催のセミナーの様子

・2010年開催のセミナーの様子

・0000年開催のセミナーの様子

< 講師 玉内 公一 氏のプロフィール >

< 講師　玉内公一氏のプロフィール >